PowerShell を使用して Windows 11 のライセンス認証を行う方法を説明します。

ライセンス認証の状態を確認する

まず、現在のライセンス認証の状態を確認するには、以下のコマンドを実行します。

slmgr /xpr

このコマンドを実行すると、ライセンス認証の状態(認証済み、試用期間中、期限切れなど)が表示されます。

ライセンスキーをインストールする

Windows 11 のプロダクトキーを入力するには、以下のコマンドを使用します。

コマンド文

slmgr /ipk <プロダクトキー>

コマンド実行例:

slmgr /ipk XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX

KMS サーバーを指定する(KMS 認証の場合)

KMS(Key Management Service)で認証する場合、KMS サーバーを指定します。

コマンド文

slmgr /skms <KMSサーバーのアドレス>

コマンド実行例:

slmgr /skms kms.example.com

ライセンス認証を実行する

ライセンス認証を実行するには、以下のコマンドを入力します。

コマンド文

slmgr /ato

これにより、プロダクトキーが有効であればライセンス認証が完了します。

ライセンスの詳細情報を確認する

ライセンス情報をより詳細に確認するには、以下のコマンドを使用します。

コマンド文

slmgr /dlv

または、以下のコマンドでインストールされているプロダクトキーの下5桁を確認できます。

コマンド文

slmgr /dli

トラブルシューティング

エラー 0xC004F074 → KMS サーバーに接続できない場合に発生します。KMS サーバーのアドレスが正しいか、ネットワーク接続を確認してください。

エラー 0xC004C003 → プロダクトキーが無効またはブロックされている可能性があります。正しいキーを使用しているか確認してください。

エラー 0xC004F050 → 入力したプロダクトキーが無効な場合に発生します。キーを再確認し、正しいエディションのキーを使用してください。

スクリプト化する場合

PowerShell スクリプトでライセンス認証を自動化するには、以下のようなスクリプトを作成できます。

$ProductKey = "XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX-XXXXX"
$KMSserver = "kms.example.com"

# プロダクトキーをインストール
slmgr /ipk $ProductKey

# KMSサーバーを設定
slmgr /skms $KMSserver

# 認証を実行
slmgr /ato

# 認証結果を表示
slmgr /dlv

注意


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